阪神戦で大暴れ 広島・安部レギュラー奪取の「苦節10年」

公開日: 更新日:

 転機が訪れたのは昨年。三塁手の助っ人のルナが故障で離脱したチャンスを逃さず、三塁に定着。自己最多の115試合に出場し、脇役ながら25年ぶりのリーグ優勝に貢献。今季は一塁、三塁で併用されつつ、試合に出続けている。広島OBが言う。

「これまで多くの選手と定位置を争ってきたタフさがある。三塁ではルナや堂林に加え、今季は新外国人のペーニャもライバルだった。社会人出身2年目でチームメートから『打撃は天才』と言われる西川が三塁を守る機会もあるし、一塁は新井、エルドレッドという大物がベンチに控えている。安部自身、ウカウカしてはいられないという意識は強いと思います」

 広島では04年、安部と同じ高卒10年目の「赤ゴジラ」こと嶋重宣(現西武コーチ)が首位打者を獲得するなど大ブレークした。遅咲きのドラ1はカープの連覇達成に欠かせない存在になった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは