IOCが野球に見切り 28年ロス五輪で狙うはアメフトマネー

公開日: 更新日:

 五輪史上初めて開催地の2大会同時選出が決まった。

 IOC(国際オリンピック委員会)は13日(日本時間14日)、ペルー・リマで総会を開き、2024年はパリ、28年は米ロサンゼルスでの開催を正式に決めた。24年大会の開催地を巡っては財政難を理由に立候補断念や撤退が相次ぎ、残ったパリとロスが24年と28年の開催を分け合った。

 1932年、84年に次いで3度目のロス開催が決まったことで、28年大会はアメリカンフットボールが追加種目として採用される公算が高まった。

 かねて米国は国を挙げてアメフトの五輪競技への採用に積極的。開催国に種目の選択をゆだねるIOCも米国の4大プロスポーツで最も人気のあるアメフトの実施に好意的だという。

 IOCのバッハ会長が総会閉幕の翌日(16日)に渡米し、ロスを訪問するのも、最大の収益源である米国への配慮からだろう。ロスではガーセッティ市長らとともに32、84年大会の主会場であるメモリアル・コロシアムを視察し、17日には同スタジアムで行われるNFLラムズ戦も観戦するという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン