稲葉監督の言葉通り 侍Jコーチ陣は人脈不足と無策の人選

公開日: 更新日:

 2020年東京五輪で金メダルを目指す野球日本代表、「侍ジャパン」のコーチ陣が昨11日、発表された。

 稲葉篤紀監督(45)の右腕となる参謀役のヘッドコーチには、日本ハム金子誠打撃コーチ(41)が就任。投手コーチには日本ハムOBの建山義紀氏(41)、バッテリー担当に巨人の村田善則バッテリーコーチ(43)、内野守備走塁担当に同じく巨人の井端弘和内野守備走塁コーチ(42)、外野守備走塁担当にロッテの清水雅治外野守備走塁コーチ(53)の就任が決まった。打撃コーチに関しては、後日発表されることになった。

 稲葉監督は「“仲良しチーム”と言われるかもしれませんが、言いたいことを言える関係。いろんな意見を出しながら、強いチームにしていきます」と話したが、全くその通りの人選だ。

 球界OBが苦笑いを浮かべてこう言った。

「金子と建山は現役時代から稲葉の弟分で、2人の入閣は監督就任発表前から日本ハムのチーム内では知れ渡っていた。清水も日本ハム時代の選手とコーチという関係。この3人が稲葉の人脈で、井端と村田は巨人からの斡旋でしょう。つまり、当初から懸念された稲葉監督の人脈のなさ、NPBとチーム編成を担当する強化委員トップの無策が露呈した格好だよ」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    冷静になれば危うさばかり…高市バブルの化けの皮がもう剥がれてきた

  2. 2

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 3

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  4. 4

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  5. 5

    維新・藤田共同代表に自民党から「辞任圧力」…還流疑惑対応に加え“名刺さらし”で複雑化

  1. 6

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 7

    小野田紀美経済安保相の地元を週刊新潮が嗅ぎ回ったのは至極当然のこと

  3. 8

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 9

    「しんぶん赤旗」と橋下徹氏がタッグを組んだ“維新叩き”に自民党が喜ぶ構図

  5. 10

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み