ロッテのドラ1安田尚憲を開花させた兄の背中と父の金言

公開日: 更新日:

 尚憲が亮太さんを「師匠」と呼ぶのがよく分かる。その亮太さんも小学校からプロ野球選手になるのが夢だった。「嫉妬はした」というが、弟が夢の一歩を踏み出した今、自身が思っていることを少しでも教えていきたいという。

 兄の背中を追ってきた尚憲だったが、父親の影響も大きい。食卓では「スポーツに限らず、人生を歩んでいくうえで強い人間になるため、どういう思いで取り組んでいかないといけないのか」など、心構えに関する金言もあるという。尚憲は今年の正月、功さんが監督を務める陸上部の練習を見学。強豪校の空気を味わった。

 新天地となる千葉で活躍し、地元の大阪を沸かせることができるか。

▽やすだ・ひさのり 1994年、大阪府吹田市出身。豊津第一小1年のとき豊津東少年野球団で軟式野球を始める。小6時に「阪神タイガースジュニアクラブ」入り。豊津中時代には「レッドスターベースボールクラブ」で硬式野球に触れる。履正社では1年夏からベンチ入り。16年夏に甲子園に出場し、3回戦敗退。17年春は大阪桐蔭に負けて準優勝。高校通算65本塁打の和製大砲として注目され、「東の清宮、西の安田」といわれる。188センチ、95キロ。右投げ左打ち。

【連載】17年ドラフト 注目選手の“家庭の事情”

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が楽天・辰己涼介の国内FA争奪戦に参戦へ…年齢、実績的にもお買い得

  2. 2

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  3. 3

    囁かれていた「Aぇ!group」は「ヤベぇ!group」の悪評判…草間リチャード敬太が公然わいせつ容疑で逮捕の衝撃

  4. 4

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  5. 5

    ソフトB風間球打にはイップス疑惑…昨季のプロ野球“女性スキャンダル三羽ガラス”の現在地

  1. 6

    高市総裁は就任早々から人事で大混乱…女性応援団たちに“麻市内閣”ポストの目はあるのか?

  2. 7

    一発退場のAぇ!group福本大晴コンプラ違反に「複数人関与」疑惑報道…旧ジャニ“インテリ”枠に敬遠の風向き

  3. 8

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  4. 9

    崖っぷち渋野日向子に「日本人キャディーと縁を切れ」の声…外国人起用にこれだけのメリット

  5. 10

    くも膜下出血で早逝「ブラックモンブラン」41歳副社長の夫が遺してくれたもの…妻で竹下製菓社長が告白