ジャンプ新鋭・小林が初Vも平昌五輪団体メダルは視界不良

公開日: 更新日:

 男子ジャンプに新鋭が現れた。

 19日にポーランド・ビスワで行われたノルディックスキーのW杯ジャンプ男子個人開幕戦(HS=134メートル)で初優勝した小林潤志郎(26)だ。

 1回目124メートル、2回目はK点越えとなる126.5メートルを飛び、ソチ五輪2冠のカミル・ストッフ(30=ポーランド)、昨季の世界選手権2冠のシュテファン・クラフト(24=オーストリア)の実力者2人を抑え、初めてW杯の表彰台に立った。日本勢の優勝は、2014年11月フィランド・ルカ大会の葛西紀明以来3季ぶり13人目。11年のW杯デビュー以来、63戦目で頂点に立った。

 過去最高の13位から大躍進した小林は「想像以上なのでうれしいし、これから頑張っていかなきゃなという気持ちになった」と気を引き締めるように話した。

 日本スキー連盟は来年2月の平昌五輪の代表選考基準のひとつを、世界選手権、W杯などで「8位以内を1回以上」としている。これにより、すでに基準を満たしている葛西らのベテランに加え、若手の小林の代表入りが内定。今回、葛西に代わるエース候補が現れたわけだが、だからといって平昌五輪の団体でメダル獲得を期待するのは早計だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗