本職は警官 ジャンプ“弾丸娘”フォクトが大舞台に強いワケ

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 驚異的な強さだ。

 ノルディックスキー世界選手権(フィンランド・ラハティ)の女子ジャンプで、個人と混合団体で銅メダルの高梨沙羅(20)は28日に帰国。「目標の試合にピークを持っていく力が足りないと、改めて感じました」と話した。この大会、個人戦で伊藤有希(22)が2大会連続2位となり、優勝はドイツのカリーナ・フォクト(25)だった。

 フォクトはW杯での優勝は15年の2大会だけ。個人総合は13-14年の2位がベスト。2月4日のヒンツェンバッハ大会の3位が2シーズンぶりの表彰台で、W杯では優勝争いの常連ではない。

 ところが、ビッグイベントになるとやたら強い。女子ジャンプがオリンピックの正式種目に採用された14年ソチ五輪で初の金メダルを手にすると、15年世界選手権(スウェーデン・ファールン)では、個人、混合団体の2冠。今回の世界選手権も逆転勝ちで連覇を達成。混合団体でも2大会連続優勝に貢献した。

 大舞台で無類の強さを見せるフォクトについて、欧州のスキー関係者はこう言う。

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