日馬富士ついに書類送検 貴乃花親方の動きが次の焦点に

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 大相撲の元横綱日馬富士(33)が平幕貴ノ岩(27)に暴行した問題で、鳥取県警は11日午前、傷害容疑で日馬富士を書類送検した。貴ノ岩側の処罰感情や、けがの程度などから検察に起訴を求める「厳重処分」の意見を付けたとみられる。両者の間で示談は行われていないという。

 2度にわたった任意の事情聴取で、日馬富士は暴行の事実を認めている。横綱白鵬から説教を受けていた際の態度に腹を立て、抵抗していない貴ノ岩の頭を素手やカラオケのリモコンで一方的に何度も殴打した疑いがある。県警は白鵬、鶴竜の2横綱など現場にいた約10人全員から話を聞き、内容に食い違いがないか確認を進めてきた。

 捜査に一区切りつき、次の焦点は貴ノ岩の師匠、貴乃花親方の対応へと移る。相撲協会は今月20日の危機管理委員会による最終報告を受けて終結を図る方針。先月末の定例理事会で貴乃花親方が同意した「捜査後に聴取に協力する」との言葉通りに事が運ぶのか。

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