寮生活からメジャーへ 大谷が直面する「食と移動」の不安

公開日: 更新日:

イチローも松井も“食”で苦労

 日本人選手が初めて渡米したとき、最初につまずくのは食だ。現地で調達できるのはタイ米かカリフォルニア米がほとんど。日本産の良質な米は、まず手に入らないという。

 味噌を含めた調味料の類いが調達できるのは、主に韓国系の食材を扱う小さなスーパーになる。現地特派員の話。

「ただ、冷凍食品も含めて賞味期限切れが珍しくありません。しゃぶしゃぶやすき焼き用の薄切りにした冷凍の牛肉や豚肉もあるにはあるが、明らかに冷凍焼けしてパサパサですからね。新鮮な肉や魚は大型スーパーで手に入りますが、そういった店では肉にしてもいかにも米国仕様といった感じのデカい塊しか置いてないのです」

 イチローはオリックス時代、マリナーズのアリゾナキャンプに参加。スペアリブにあたってひどい下痢をした。それから米国での食生活には慎重になったようで、遠征先では特に気を付けるようになった。あるとき焼き肉店へ。メニューにレバ刺しがあったが、店員に新鮮かどうか3回聞いた揚げ句、注文しなかったという話もある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状