寮生活からメジャーへ 大谷が直面する「食と移動」の不安

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 フツーの23歳なら遊びたい盛りのはずだが、本人はたまに温泉でゆっくりしたいと思う程度。練習やトレーニングを犠牲にしてまで、やりたいことはないらしい。ガールフレンドのウワサすら聞こえてこない。「趣味は野球じゃないか」といわれるゆえんだ。そんな大谷だってメシはきちんと食べたいだろうし、深夜にノドが渇けば水だって飲みたくなるだろう。

 独身の松井が渡米したのは28歳のとき。車の免許はもっていたし、ひとり暮らしを経験して、それなりの“免疫”はあった。それでも1年目のキャンプはグラウンド外でスッタモンダした。

 衣食住と至れり尽くせりの寮生活から、いきなりメジャーへ飛び込んだプロ野球選手は、大谷が言うようにかつていなかった。「不安」になるのも納得だ。

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