債券購入で援護射撃…貴乃花親方と裏金顧問の不適切な関係

公開日: 更新日:

 日本相撲協会は昨年12月28日の臨時理事会で、元顧問の小林慶彦氏(62)に1億6500万円の損害賠償請求の訴訟を行ったと発表した。その小林氏と親しい関係にあるのが、4日の臨時評議員会で「理事解任」の処分を受けた貴乃花親方(45)だ。

 小林氏は北の湖理事長時代に「常任特別顧問」の肩書で協会入り。パチンコメーカーとの契約では間に入った仲介者に裏金を要求した。「これ、北の湖にバレへんようにしてくれる?」などと言いながら、バッグに札束をしまい込む動画をネットで拡散された、あの「裏金顧問」だ。

 そんな元顧問と貴乃花親方は非常に親密な関係にあった。

 ある親方の話。

「以前、元顧問と親しい協会職員が在職中に亡くなったとき、貴乃花一門が葬儀を仕切るような形になったことがある。元顧問も顔を出し、貴乃花親方とともに故人を偲んでいた」

 小林氏は貴乃花一門のパーティーに積極的に参加。壇上に上がり、乾杯の音頭を取ったこともある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋