30歳で初賜杯 栃ノ心は大関・横綱が狙えるか評論家が分析

公開日: 更新日:

 場所前、誰がこの結末を予想しただろうか。

 大相撲1月場所で、前頭3枚目の栃ノ心(30)が初めて賜杯を抱いた。

 29日の一夜明け会見では、「千秋楽が終わって、こんなに気持ちのいい月曜日は初めて」と満面の笑み。来場所は関脇昇進が濃厚といわれている。

 相撲評論家の中澤潔氏は「次の3月でも2ケタ勝てば、大関とりです」とこう話す。

「今場所は盤石の四つ相撲で14勝1敗ですからね。いなされても崩れず、きちんとついていける。2013年に大ケガを負った右ヒザの回復具合にも自信があるのでしょう。今は番付が嘘っぱち。横綱2人が休場し、鶴竜も途中から崩れた。大関も、高安こそ終盤に持ち直したが(12勝3敗)、豪栄道は8勝7敗。トランプ大統領じゃないが、フェイク番付みたいなものですよ。栃ノ心の大関昇進? そう期待せざるを得ないでしょう。強さが違いますよ」

 左上手を取って右四つの体勢になれば、無類の強さを発揮する栃ノ心。春日野部屋の部屋付きである三保ケ関親方(元前頭栃栄)は、こう語る。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    彬子さま三笠宮家“新当主”で…麻生太郎氏が気を揉む実妹・信子さま「母娘の断絶」と「女性宮家問題」

  4. 4

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  5. 5

    ヤクルト池山新監督の「意外な評判」 二軍を率いて最下位、その手腕を不安視する声が少なくないが…

  1. 6

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  2. 7

    違法薬物で逮捕された元NHKアナ塚本堅一さんは、依存症予防教育アドバイザーとして再出発していた

  3. 8

    大麻所持の清水尋也、保釈後も広がる波紋…水面下で進む"芋づる式逮捕"に芸能界は戦々恐々

  4. 9

    “行間”を深読みできない人が急増中…「無言の帰宅」の意味、なぜ分からないのか

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発