一門の制止振り切り 貴乃花親方「理事選立候補」の全真相

公開日: 更新日:

 意地でも投票に持ち込むつもりなのか。

 30日に都内で行われた貴乃花一門会。集まったのは、貴乃花親方(45)を筆頭とする一門の親方6人に加え、時津風一門を離脱した錣山親方(元関脇寺尾)以下3人の9人。一門の親方は本来、8人だが、大嶽親方(元十両大竜)はすでに袂を分かち、立浪親方(元小結旭豊)は先日、週刊誌に不倫をスッパ抜かれたばかりとあってか、姿を現すことはなかった。

 この日の一門会の議題が、2月2日の理事選対策であったことは言うをまたない。2時間超に及んだ一門会の終了後、貴乃花親方は「結論? いやいや、まだまだ」と言い、錣山親方も「意見を確認したようなもの。結論は全く出ていない」と話したが、すでに一門としての結論は出ている。

 貴乃花親方、そして阿武松親方(56=元関脇益荒雄)の2人が出馬するのだ。

■9人は当確ライン

 理事の定員は10人。他の一門からはすでに9人が出馬を表明、いずれも当確ラインの9~10票は確保する見込みとか。投票権のある親方は全部で101人だから、貴乃花一門から当選者を2人出せるはずがない。しかも一門の中でより多くの票を持っているのは貴乃花親方ではなく阿武松親方の方だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    彬子さま三笠宮家“新当主”で…麻生太郎氏が気を揉む実妹・信子さま「母娘の断絶」と「女性宮家問題」

  4. 4

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  5. 5

    ヤクルト池山新監督の「意外な評判」 二軍を率いて最下位、その手腕を不安視する声が少なくないが…

  1. 6

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  2. 7

    違法薬物で逮捕された元NHKアナ塚本堅一さんは、依存症予防教育アドバイザーとして再出発していた

  3. 8

    大麻所持の清水尋也、保釈後も広がる波紋…水面下で進む"芋づる式逮捕"に芸能界は戦々恐々

  4. 9

    “行間”を深読みできない人が急増中…「無言の帰宅」の意味、なぜ分からないのか

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発