平昌は通過点 ジャンプ葛西が“53歳で五輪”を目指せるワケ

公開日: 更新日:

 平昌が集大成、ではなさそうだ。16日に行われるラージヒル予選。ベテランの葛西紀明は順調にいけば翌17日の決勝に進む。19日には団体ラージヒルもあるが、長野五輪団体金メンバーの岡部孝信(47)が43歳で引退したことを考えても、今回が最後の五輪になるというのが周囲の見方だ。

 しかし、レジェンドの頭には「引退」の2文字はなく、すでに4年後の北京までの現役続行を示唆している。昨年には「きりよく10回の五輪を目指していきたい」とも発言。2026年の五輪は、出身地(下川町)に近い札幌が招致を表明していることも後押しになっている。

 葛西は北京五輪のときには49歳。まさかとは思うが、26年のときは53歳である。夢を語るのは勝手だが、いくら何でも「次の次」まで狙っているというのは冗談が過ぎるのではないか。

「そんなことはありませんよ」とあるジャンプ関係者が言う。

「葛西を押しのけるほど実力のある若い芽が育っていない。そんな現状を一番分かっているのが本人ですから、平昌でやめる気なんてサラサラない。若手に引導を渡されるまでは、現役を続けるでしょう」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ