G菅野にシンパ急増中 持ち出し1000万円太っ腹に若手心酔

公開日: 更新日:

 エース菅野智之(28)がいよいよ存在感を増している。今キャンプでは「直球マイナス10キロくらい」という高速シンカーの習得や、右打者対策のための内角へのスライダーに重点を置いて投げ込んでいる。昨15日から沖縄・那覇2次キャンプがスタート。調整は順調だ。

 昨季は17勝5敗、防御率1.59で最多勝、最優秀防御率の2冠を獲得。沢村賞にベストナイン、ゴールデングラブ賞にも輝いた。高橋由伸監督(42)にはすでに開幕投手に指名されている。今季から選手会長に就任。そんなエースが、チーム内で急速に求心力を増しているのだ。

 先月下旬、同じ年の捕手・小林誠司と一軍合同自主トレのために宮崎入りした新人3人の歓迎会を主催した。一軍に抜擢されている新人は野手3人。普段は投手会や野手会のように分かれて行われることが多いが、「菅野派」は、投手、野手の垣根を越えつつある。

 参加したドラフト2位ルーキーの岸田行倫捕手(21=大阪ガス)は、「緊張しました。場所は(宮崎名物の)地鶏がうまい店です。菅野さんからは『認められてこの世界に入ってきたんだから、自分を信じて焦らずに自分のペースでやっていこう』という感じのことを言ってもらいました。お金? 払っていません。ごちそうになりました」と感激。支払いは菅野、小林が済ませたようだ。

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