故障選手も走って参加 DeNA“ド派手開幕セレモニー”の功罪

公開日: 更新日:

 おそらく12球団で一番ド派手な開幕セレモニーだったのではないか。

 DeNAは11年ぶりの本拠地開幕(東日本大震災による変則日程開幕の2011年を除く)とあって、試合前に30分間のセレモニーを実施した。打ち上げ花火を合図に、日本球界初のドローン80台による群体飛行を披露。右翼から一軍登録メンバー26人の選手が走ってグラウンドに登場すると、1人ずつマウンドに立ち、スポットライトを浴びた。

 この演出、段取りが細かいため、選手は前日練習後にリハーサルを行った。薄暮の影響で、ドローンによる光の演出がイマイチ見えにくい以外は成功……したはずだった。

 しかし、想定外のことが起きていた。新外国人のソトが右ふくらはぎを痛めたのだ。ソトの故障が公表されたのは開幕2日前の先月28日。翌日の練習は別メニューで調整していた。登録変更が可能なのは開幕翌日の31日以降で、セレモニーには一軍メンバーとして、ナインと共に走って参加。31日に抹消された。

 球場内が冷え込む中、選手はセレモニーのために10分近くグラウンドで腕組みのポーズをさせられた。筒香は寒さをしのごうと、合間にネックウオーマーを着用したほどだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 2

    巨人が楽天・辰己涼介の国内FA争奪戦に参戦へ…年齢、実績的にもお買い得

  3. 3

    マエケンの「DeNA入り」が急浮上! 古巣広島まさかのNO、巨人はマー君が足かせで動けず

  4. 4

    DeNA次期監督候補に谷繁元信氏が浮上…南場智子オーナーのイチオシ、本人も願ったりかなったり

  5. 5

    ドジャースの“朗希タンパリング疑惑”で大迷惑!米29球団&日本プロ球団こぞって怒り心頭の納得理由

  1. 6

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」

  3. 8

    メジャー今オフにも「二刀流ルール」撤廃の可能性…ドジャース&大谷翔平に他球団のやっかみ集中

  4. 9

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  5. 10

    ドジャース大谷翔平は“自信のデカさ”も世界一! 二刀流は「自分にしかできない役割」と会見で断言

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    草間リチャード敬太容疑者が逮捕…コンビニバイトと掛け持ちの苦労人だったが横山裕のセレクトに難あり?

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機

  4. 4

    俺と巨人ガルベスの大乱闘の一部始終…落合博満さんのヘッドロックには気を失いかけた

  5. 5

    マエケンの「DeNA入り」が急浮上! 古巣広島まさかのNO、巨人はマー君が足かせで動けず

  1. 6

    まさかの故障で失意の最中「お前はラッキー」…トシさんの言葉がなければ今の俺はいない

  2. 7

    DeNA次期監督候補に谷繁元信氏が浮上…南場智子オーナーのイチオシ、本人も願ったりかなったり

  3. 8

    米倉涼子の"体調問題"が各界に波紋…空白の1カ月間に一体何が? ドラマ降板情報も

  4. 9

    参政党の党勢拡大に早くも陰り…「聖地」加賀市で“親密”現職市長が惨敗落選の波乱

  5. 10

    公明党が「自民との連立離脱も辞さず」の背景…まさかの“国政撤退”もあり得る深刻事情