ハリル電撃解任のドタバタで露呈 日本サッカーの三流ぶり

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■そもそもが安直な決め方だった

 そもそも――でいうならば、ハリルの監督就任の経緯自体、日本サッカーにフィットするか、しないのか、そういう次元で選ばれたのではない。

 14年8月、メキシコとスペインの各クラブで指揮を執ってきたアギーレが日本代表監督に就任したが、スペイン時代の八百長疑惑で15年2月に契約解除。次期監督選びに手間取った某日本人エージェントが、関係の深い元Jリーグ外国人監督に頼み、知り合いのハリルにコンタクトを取った。14年8月に契約したトルコのクラブと3カ月後にケンカ別れ。無職だったハリルがパクッと食らいついた格好なのだ。

 安直に決めた前代表監督が、日本サッカーをレベルアップできずにクビになり、それを不服として来日会見を開く。「ハリル電撃解任ドタバタ劇」で日本が三流サッカー国であることが知れ渡り、世界中からバカにされているのである。

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