ハリル電撃解任のドタバタで露呈 日本サッカーの三流ぶり

公開日: 更新日:

■そもそもが安直な決め方だった

 そもそも――でいうならば、ハリルの監督就任の経緯自体、日本サッカーにフィットするか、しないのか、そういう次元で選ばれたのではない。

 14年8月、メキシコとスペインの各クラブで指揮を執ってきたアギーレが日本代表監督に就任したが、スペイン時代の八百長疑惑で15年2月に契約解除。次期監督選びに手間取った某日本人エージェントが、関係の深い元Jリーグ外国人監督に頼み、知り合いのハリルにコンタクトを取った。14年8月に契約したトルコのクラブと3カ月後にケンカ別れ。無職だったハリルがパクッと食らいついた格好なのだ。

 安直に決めた前代表監督が、日本サッカーをレベルアップできずにクビになり、それを不服として来日会見を開く。「ハリル電撃解任ドタバタ劇」で日本が三流サッカー国であることが知れ渡り、世界中からバカにされているのである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    公明票消失で自民衆院「東京選挙区」が全滅危機…「萩生田だけは勘弁ならねぇ」の遺恨消えず

  4. 4

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  5. 5

    「自維連立政権」爆誕へ吉村代表は前のめりも、早くも漂う崩壊の兆し…進次郎推しから“宗旨変え”

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 7

    国民民主党・玉木代表「維新連立入り」観測に焦りまくり…“男の嫉妬”が見苦しすぎる

  3. 8

    自民「聞いてないよォ」、国民・玉木氏「どうぞどうぞ」…首相指名の行方はダチョウ倶楽部のコント芸の様相

  4. 9

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  5. 10

    「ガルベスと牛乳で仲直りしよう」…大豊泰昭さんの提案を断固拒否してそれっきり