世界卓球女子 突然の南北合同チームで“メダル獲得”の是非

公開日: 更新日:

「開幕前に両国の男女代表が合同チームを結成して参加するというのならわかる。それが女子だけ、しかも準々決勝で韓国と北朝鮮の対戦が決まるやいなや、突然合同チームが生まれた。試合をしない、敗者も勝者もいないメダル獲得はどちらの国にも痛みがなく、南北融和もアピールできるという思惑なのでしょう。しかし、今回の決定には納得できないライバル国の選手は多いはずです。ルールは公正かつ公平なもの。政治的な思惑で歪められるものではない。大会中に合同チームを認めたITTFは自ら大会の権威を貶めたといえる」

 2月の平昌オリンピックの女子アイスホッケーでも、五輪史上初の南北合同チームが結成された。あれも開幕まで1カ月を切った時期で政治主導によるものだった。

 ITTFのワイカート会長は大会途中での決定について「これはルール以上のもので、平和ヘのサインだ」と語った。「平和」というキーワードがあれば、スポーツ界は何でもありだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束