世界卓球女子 突然の南北合同チームで“メダル獲得”の是非

公開日: 更新日:

「開幕前に両国の男女代表が合同チームを結成して参加するというのならわかる。それが女子だけ、しかも準々決勝で韓国と北朝鮮の対戦が決まるやいなや、突然合同チームが生まれた。試合をしない、敗者も勝者もいないメダル獲得はどちらの国にも痛みがなく、南北融和もアピールできるという思惑なのでしょう。しかし、今回の決定には納得できないライバル国の選手は多いはずです。ルールは公正かつ公平なもの。政治的な思惑で歪められるものではない。大会中に合同チームを認めたITTFは自ら大会の権威を貶めたといえる」

 2月の平昌オリンピックの女子アイスホッケーでも、五輪史上初の南北合同チームが結成された。あれも開幕まで1カ月を切った時期で政治主導によるものだった。

 ITTFのワイカート会長は大会途中での決定について「これはルール以上のもので、平和ヘのサインだ」と語った。「平和」というキーワードがあれば、スポーツ界は何でもありだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動