二軍スタートのDeNA梶谷 他球団がトレード狙って虎視眈々

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「最近、影が薄くなったよな」

 DeNAのチーム周辺でこんな声が聞かれるのは、梶谷隆幸(29)のことだ。

 14年に盗塁王を獲得するなど昨季まで4年連続20盗塁以上を稼ぎ、13年から2ケタ本塁打をマークするDeNAの中心選手が、今年のキャンプは二軍スタート。ラミレス監督は「彼の能力は分かっている」としつつ、「送球の際に右腕に不安がある」と説明していた。オープン戦終盤に一軍に合流するも、今度は背中の張りで開幕一軍メンバーから外れた。

 そして4月24日にようやく一軍に昇格。8試合連続でスタメン出場したものの、ここ数試合は乙坂、ソトと入れ替わりで起用され、10試合出場、打率.258、1本塁打、3打点にとどまっている。

 昨オフの時点で球団は梶谷の右翼レギュラーを確約せず、ドラフト2位新人の神里(24)や7年目の乙坂(24)、2年目の細川(19)らと競争させる方針を示していた。

「ただ、キャンプ時に不安視された右腕はプレーには支障のない程度だったようです。むしろ一軍戦力として、あまり期待されていないのかもしれません」とは、さるチームOBだ。

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