著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

森岡隆三<1>「代表一丸で戦うには個々の“人間力”も大事」

公開日: 更新日:

 ロシアW杯2カ月前のハリルホジッチ監督電撃解任に日本代表が揺れ動いている。16年前の2002年日韓W杯直前もトルシエ監督のメンバー発表会見不在、背番号10の中村俊輔(磐田MF)落選など混乱が少なからずあった。初戦ベルギー戦にキャプテンマークを巻いて先発しながら、負傷交代を強いられた森岡隆三(J3鳥取監督)もアクシデントに見舞われたひとり。「魔物がすむ」といわれる大舞台に挑む心構えを聞いた。

■「W杯は抹消したい記憶」

「日韓W杯は、僕にとって抹殺したい記憶でもあります」。開口一番、森岡は衝撃的な言葉を発した。2―1とリードしていたベルギー戦後半27分に相手と接触。左足裏がしびれてズキズキと痛み出し、足首から下の感覚がなくなるという苦い経験が蘇ったからだろう。

「状況は『これは何なんだ』という感じ。チームドクターはOKと言うけど、違和感が拭えない。プレーを続行しようとしたけど、チームに迷惑はかけられない。自らピッチに座り込みました」と神妙な面持ちで話した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?