著者のコラム一覧
河治良幸

1973年8月、東京都生まれ。青山学院大卒。サッカー専門紙「エル・ゴラッソ」日本代表担当。近著に「サッカー観戦バイブル」(成美堂出版)。

コロンビア編<上>FW2人にボールが収まらなければ怖くない

公開日: 更新日:

 ――オーストラリア戦は0―0決着。新布陣が機能したとは言えません。

「32歳のファルカオを中央に、左にハメス、右に31歳FWバッカを置きました。この2人はプレスバックしていたとはいえ、ファルカオは守備に加わる機会が少なく、効果的なプレスがかかりませんでした。逆にオーストラリアの前線からのプレスに苦しみ、ボールをロストするシーンも目立ちました」

■ファウルでカウンターを防ぐ狡猾さも必要

 ――前線からのプレスが機能すれば、日本にも勝機はありますか?

「そうですね。コロンビアのDF陣は、プレスをかけられると前線のファルカオに当て、キープしている間にインサイドMFが絡むという攻撃パターンですが、ファルカオとバッカにボールが収まらなければ、それほど怖くはありません。ただペケルマン監督は、臨機応変に交代カードを切ってきます。4―2―3―1なら先発のFWムリエルをはじめとしてリオ五輪のエースFWボルハ、FWイスキエルド、FWチャラなどもいますし、快足MFクアドラードもケガから復帰してきました」

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