梨田監督ついに決断…楽天・松井は二軍落ちが大正解の理由

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■高校時代のスライダーを再び…

 それでも武田氏は「二軍落ちはいい機会と、とらえるべき」と言う。

「ずっと一軍にいると、なかなか自分の練習ができませんからね。この機会にボールのキレを磨くもよし、新しい変化球を覚えるもよし。変化球が増えれば、先発転向も可能です。高校時代に投げていたようなスライダーを再び投げられるようになれば、先発でも十分、活躍できる。私も入団8年目の95年はほぼ二軍で過ごしたが、その時に練習に打ち込んだこともあって、球速は10キロアップ。その後の野球人生につながった経験がある」

 リリーフから先発転向した武田氏は94年、5勝9敗に終わると、翌95年はほぼ二軍暮らし。それが96年は15勝8敗と、再飛躍を遂げた。

 頼れるリリーフ左腕の離脱とあれば梨田監督が早期復帰をせくのも無理はないが、松井にはもう少し、長い時間が必要かもしれない。

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