24試合連続無失点でも Dバックス平野の過大評価は禁物だ

公開日: 更新日:

 点は取られていないものの、1イニングあたり何人の走者を出したかを表す「WHIP」は悪化している。4月は0.58、5月は1.00、6月は1.29。徐々にだが背負う走者が増えた。対戦を重ねるにつれ、打者のタイミングが合ってきたように思うのだ。

 ところで今回、わたしが来日した最大の理由が西武菊池雄星にあることは、すでにこのコラムで書いた。

 普段は米国にいるハンディもあるだけに、狙った選手は徹底的に追い掛けるのが信条。ただでさえ目立つこの風体で派手に動き回れば、いやが応にも選手の目に留まる。本人に直接アタックするのはタンパリングでも、菊池の進路に影響力をもつ西武OBを通じてアピールするのは問題ないだろう。

 今回の来日ではさらなる収穫もあった。正確に言えば、収穫だろうと勝手に思い込んでいるのだが(笑い)。

 名前は言えないが、狙っているのはメジャー志向の強い某球団のスラッガーA。彼の同僚の外国人選手が、たまたま知り合いだったのだ。

 例によって、球場では目立つ場所で動き回ったし、その外国人選手にはわたしがAに強い興味を抱いていることを吹き込んでおいた。

 Aがわたしの存在を意識するのは時間の問題だろう。

メジャーリーグ覆面スカウト=4週間に1回週末特別版に掲載)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋