歴史的PK戦制し8強 “3人追放”で一丸クロアチアに初Vの目

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 1次リーグD組を3戦全勝で突破したクロアチアが日本時間2日、PK戦の末にデンマークを下し、1998年フランス大会以来となる20年ぶりの8強進出を決めた。

 1―1で迎えたPK戦は、クロアチアのスバシッチ(33=モナコ)、デンマークのシュマイケル(31=レスター)の両GKが共に1人目と4人目を止めるなど好セーブを連発。デンマークは5人目が失敗し、クロアチアが激闘を制した。データサイト「オプタ」によると、PK戦でGKが計5回止めたのはW杯史上初のことだという。

「デンマークはクロアチアのパスの供給元であるMFモドリッチ(32=Rマドリード)とMFラキティッチ(30=バルセロナ)を徹底マーク。ストロングポイントを消すことで互角の戦いに持ち込みましたが、結果はチーム力の違いを順当に反映したものでした」(現地で取材中の元ワールドサッカーグラフィック編集長の中山淳氏)

 モドリッチ、FWマンジュキッチ(32=ユベントス)ら強豪クラブの主軸が集まるタレント軍団ながら、これまでは大舞台で結果が出なかった。しかし、今回は3人のキーマンを“追放”したことで、チームの一体感が増している。

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