スペインから金星 ロシア“下克上”を支える無尽蔵の持久力

公開日: 更新日:

■走行距離146キロ

 ロシアの1次リーグでの総走行距離331キロ。1試合あたりの平均距離110キロはセルビア(113キロ)、ドイツ(112キロ)に次ぎ、オーストラリアと並ぶ3位タイ。決勝トーナメント進出チームの中ではトップだ。この日も146キロを記録し、豊富な運動量でスペイン攻撃陣に仕事をさせなかった。

「ピンチの際には攻撃的な選手も戻ってディフェンスに加わるなど、チーム全体で守備の意思統一が図られています」と、ドイツサッカー協会公認S級コーチの鈴木良平氏がこう続ける。

「ロシアは守るだけでなく、ジュバ(1次リーグ2ゴール、1アシスト)、ゴロビン(同1ゴール、2アシスト)とタイプの異なるストライカーを2トップに据えて、ともにいいパフォーマンスを見せています。スペインが攻め込みながら、強引さに欠けたのは、この2人のカウンターを恐れたからでしょう。オウンゴールを許しはしたものの、PKをきっちりと決めるなど勝負強さも感じます。今回のロシアは決して最弱とは言えません」

 ロシアの下克上なるか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動