俳優から転身 W杯決勝の笛を吹くアルゼンチン人審判の評判

公開日: 更新日:

 レフェリーのハンドリング次第では、大荒れの展開となりそうだ。

 決勝の主審に指名されたネストル・ピタナ氏(43=アルゼンチン)は、開幕戦(ロシア―サウジアラビア)など、ここまで4試合で笛を吹いた。2014年ブラジルW杯、15年南米選手権をさばくなど、国際試合でのジャッジは豊富。W杯史上2人目となる開幕戦と決勝戦の主審を任されたことからも、FIFAにレフェリングを高く評価されていることがうかがえる。

 俳優からレフェリーに転身した異色の経歴を持つピタナ氏。現在の本職は高校の体育教師ということもあり、反則に対して厳しい姿勢で臨んでいるのだろう。実はレッドカード(退場)、イエローカード(警告)を出す回数が多いことで知られている。

 国際審判の情報サイト「ワールドレフェリー」によれば、ピタナ氏は今W杯前までに国際試合の主審を87試合務め、1試合平均で出したカードはレッド0.24枚、イエロー4.62枚。17年の年間最優秀審判に選ばれたドイツ人のフェリックス・ブライヒ氏(レッド0.20、イエロー3.88)と比べてもピタナ氏のカードの多さが分かる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」