3敗でも“金”&箱モノ行政に利用…東京五輪野球に価値は?

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■組織委の軽視

 谷口源太郎氏は言う。

「全16試合開催となったものの、このムチャクチャな方式ですからね。IOCや組織委が野球を軽視していることがよく分かる。そもそも野球復活は大リーグの参加が前提にあり、これが実現しなかったにもかかわらず、公開競技として採用したところから根本的な問題があった。そのなれの果てといっていい」

 谷口氏は、野球とソフトが福島で開幕戦を行うことにも疑義を呈する。

「『復興五輪』などとんでもない。先日、福島を訪問しましたが、地元住民はいまだ自分たちの復興すらままならない。原発事故はまだ継続しており、野球、ソフトの開催に興味を持っている人は少ない。なのに13億円もの金をかけて球場を改修する。今、原発事故対応の拠点だった『Jヴィレッジ』でサッカー場建設が進められている。福島第1原発から約20キロの場所でスポーツができるはずがないにもかかわらずです。要するに、復興という名のもとに野球、ソフトが“箱モノ行政”に利用されている。野球、ソフトはおとしめられているといっても過言ではありません」

 ここまでくると、五輪で野球をやること自体、バカバカしくもなってくる。

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