パワハラ騒動も複雑に…塚原夫妻の体操界“二重権力”問題

公開日: 更新日:

レスリング栄和人氏と同じ構図

 今回のパワハラ騒動をややこしくさせている一因に、塚原夫妻の“二重権力”問題がある。千恵子氏は体操女子のトップ、光男氏は協会のトップ2。同時に、2人は朝日生命体操クラブの経営者でもある。これはパワハラ問題で失脚したレスリングの栄和人氏と同じ構図だ。栄氏は全日本女子の強化本部長でありながら至学館大レスリング部監督だった。

 元JOC(日本オリンピック委員会)職員でスポーツコンサルタントの春日良一氏が言う。

「この二重構造はよくありません。光男氏は副会長という名誉職だからまだ良しとしても、千恵子氏は女子日本代表のトップ。本来であれば、強化本部長になった時点でクラブの経営者を退くべきです。特定のクラブを経営していると、そこに利害関係が生まれ、さまざまな問題が生じる。レスリングの問題もそうですが、こういう問題がなくならないのは協会の丸投げ体質が原因。問題に気づいていても五輪などで好成績を出すと、『結果を出しているんだから任せておけばいい』という意識になって肝心な部分がごまかされる。JOCもきちんと監視すべきです」

 ちなみに、千恵子氏の前任者、小林隆氏(享年51=就任期間は12年12月~14年12月)は強化本部長時代、特定のクラブに在籍せず、体操協会所属だった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ