突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<下>

公開日: 更新日:

 貴乃花親方が会見で終始こだわっていた「告発状」にしても、「退職」に至った決定的な理由と言えるのかどうか。 

 引退を決意した理由として強調したのは、内閣府へ提出した「告発状」に関してだった。「真実を曲げ、告発は事実無根だと認めることはわたしにはできなかった」と言った。まるで、相撲協会から一方的に「告発状は事実無根な理由に基づいてなされたもの」という文書を送り付けられたかのような言い草だ。

 しかし、それ以前に貴乃花親方は、告発状に関して協会に「認識が違っている部分があれば教えて欲しい」と注文している。それに対する協会の回答が貴乃花親方の指摘した文書であって、口火を切ったのはあくまで貴乃花親方の方なのだ。

 しかも告発状に関するやりとりを、一門への所属義務と都合よく結び付けているのだから、芝田山広報部長が貴乃花親方の会見を否定したのはある意味、当然だ。

 おまけに、この告発状の中身は言い掛かり、イチャモン、こじつけのオンパレードだったらしい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった