広島は緒方長期政権へ 監督候補は30年先まで“待ちぼうけ”

公開日: 更新日:

 阪神はさらに顕著だ。金本知憲監督(50)は最初の2年契約を4位、2位で終え、昨オフに新たに3年契約を結んだ。が、6日現在、借金16、最下位とボロボロである。

 もし今季、最下位で終わるようなら、電撃解任の可能性はある。次期候補には、矢野燿大二軍監督(49)、掛布雅之オーナー付シニアエグゼクティブアドバイザー(63)、岡田彰布氏(60)といった名前が挙がるものの、広島のように、この3人が「必ずやる」わけでは、もちろんない。契約途中という理由で、既定路線はあくまで続投なのだ。

「マスコミがいろいろ名前を挙げてはいるけど、これといった人材がいないから、いつも監督問題は紛糾するし、混迷する。広島はしっかり次が待っていていいですよね」(阪神OB)

 広島は現在5人が順番待ち。仮に1人5年として来季以降の緒方監督の延長分も含めれば、およそ30年先まで監督には困らない。指揮官の人選に関わる巨人、阪神のお偉いさんたちは、うらやましいに違いない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」