5試合で44失点 西武がCSで露呈した“イケイケ野球”の限界

公開日: 更新日:

 西武OBが「打線がハマれば確かに強いが……」と話を引き取る。

「今季はベンチからのサインがほとんど出なかったと聞いている。1番に首位打者経験のある秋山が座って浅村、山川、森に外崎、中村と一発のある打者がスタメンを固めた。彼らは全員、15本塁打以上打っていますからね。サインを出すより、好き勝手に打たせた方がいいという首脳陣の判断があった。長いペナントレースならそれでもいいが、問題は短期決戦。チーム打撃に目をつぶってきた弊害がモロに出た。『打てないときにいかに勝つか』をおろそかにしている限り、来季以降もCSや日本シリーズでは勝てない」

 20日の試合では、こんなことがあった。ソフトバンクの攻撃で七回2死満塁。デスパイネの遊ゴロをさばいた源田が二塁封殺を狙うも、一塁走者柳田の全力疾走でセーフになった。「三遊間への当たりで二塁セーフのイメージを持っていた」とは柳田の弁。西武はこのプレーをきっかけに致命的な4点を失った。

 この日の試合後、2年契約で続投が決まった辻監督。来季に向けて課題は山積だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状