性格は超真面目 ソフトBグラシアルはキューバの“レア物件”

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 キューバの「レア物件」だ。

 大量10得点で西武に圧勝したソフトバンク。その立役者となったのが「3番・左翼」でスタメン出場したグラシアル(33)だ。西武の菊池からチーム初安打を放つなど、5打数3安打2打点の活躍。「初戦という落とせない試合で、エースの菊池さんというレベルの高い投手から打てた。チームの勝利に貢献できてうれしい」と喜んだ。

 キューバ出身のグラシアルは昨年3月、WBCで巨人の菅野から本塁打を打って注目を集め、今年2月に年俸5500万円の1年契約で「キューバからの派遣」という形でソフトバンクに入団。打撃力もさることながら、その性格に球団は太鼓判を押した。

 練習嫌いで知られるラテン系の選手には珍しく、超がつく真面目人間だというのだ。来日は今年の春季キャンプ終盤。30時間の長旅で宮崎に到着すると、翌日にはチームに合流し、エンジン全開で練習に臨んだ。

 シーズンに入ってもその真面目な性格は変わらず、練習では捕手と投手を除く全ポジションの守備練習をしようとして工藤監督に「やめろ」と本気で止められたことがあったという。森作戦コーチ兼バッテリーコーチ補佐もこう言う。

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