DeNA1位・上茶谷は「真面目で努力家」 指導者3人が明かす

公開日: 更新日:

 専業主婦の母・めぐみさん(49)にも本格的なスポーツ経験はないという。それでも、息子はドラフト1位でプロ入りの夢をかなえた。篤史さんが感慨深げに言う。

「特別なDNAがあったとすれば81歳になる家内の父・大前正治かもしれません。義父は投手で京都の鴨沂高から立命大を経て帝産で社会人野球をやっていた。そんな義父の血と、なにより大河に関わっていただいた指導者の方々のおかげです」

■優れた観察眼で細かすぎるモノマネ

 その指導者に話を聞くと、「上茶谷はとにかく真面目で努力家」と異口同音に証言する。

 まずは東洋大の高橋昭雄前監督。

「東洋大OBの京都学園の堂監督から『面白い投手がいる』と聞き、最初はスポーツ推薦枠で取ろうとした。でも、上茶谷は勉強もできた。『自力で合格します』と指定校推薦で入学。推薦枠を1つ使わずに済んだので、助かりました(笑い)。性格はしっかり者。自分自身を客観的に見つめることができた。右手中指の血行障害で手術もしたが、それでも諦めず、自分の力を信じて黙々と練習に励んだ。まさに学生野球の申し子です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾