御嶽海の大関とりは一から出直し…稽古不足で“押し”忘れる

公開日: 更新日:

 これでは大相撲の看板は張れない。

 直近の2場所で22勝している関脇・御嶽海(25)。今場所11勝以上なら大関昇進のチャンスはあったが、20日の正代戦であえなく消滅した。

 御嶽海は右を差そうとするも、正代の左おっつけに阻まれ、苦戦。辛抱しきれずに引いてしまい、電車道で一気に押し出された。これで5敗となり、大関とりは一から出直しだ。

 御嶽海は本来、押し相撲の力士だが、天性のセンスもあって四つでも弱くはない。しかし、それがアダになっている。

「前日の竜電戦でも、左おっつけで右差しを封じられて負けた。そもそも、押し相撲なのになぜ右差しなのか。流れの中で差すならともかく、御嶽海は自分から積極的に差しにいっている。自他ともに認める稽古不足なので、何場所も続けて好調を維持できない。だから、安易な手で勝とうとしているのでしょう」(ある親方)

 かつては「押し相撲を極められる」と評価の高かった御嶽海。もう一度、鍛え直すしかない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  3. 3

    浜田省吾が吉田拓郎のバックバンド時代にやらかしたシンバル転倒事件

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    「いま本当にすごい子役」2位 小林麻央×市川団十郎白猿の愛娘・堀越麗禾“本格女優”のポテンシャル

  1. 6

    幼稚舎ではなく中等部から慶応に入った芦田愛菜の賢すぎる選択…「マルモ」で多忙だった小学生時代

  2. 7

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  5. 10

    フジテレビ系「不思議体験ファイル」で7月5日大災難説“あおり過ぎ”で視聴者から苦情殺到