今度は貴ノ岩が付け人殴打 旧貴乃花部屋は暴行力士の巣窟

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 親方は通常、部屋で弟子と寝食を共にする。それこそ朝稽古に始まって夜寝るまで弟子の面倒を見る。しかし、貴乃花は当時、通いだった。しかも弟子たちが「稽古場に来ない」と明かすくらいだから、顔を出すことが珍しかった時期もあるのだろう。それでいて「エラそうなことを言う」師匠に対する鬱憤はたまりにたまっていた。

 今年の夏巡業中には貴公俊が公衆の面前で貴乃花をシカト、殴れるなら殴ってみろと言わんばかりの態度を取って周囲の関係者を仰天させた。

 旧貴乃花部屋の力士たちの不満は、いつ破裂してもおかしくない状態だった。というか、すでに破裂していたのではないか。

「3月に貴公俊が付け人をぶん殴った事件にしても、貴乃花に対する鬱憤が爆発したってことだろう。でなければ、よりによって師匠が内閣府に告発状を提出した直後のタイミングで、暴力事件を起こすはずがない。夏巡業中に貴公俊が貴乃花をシカトした件に象徴されるように、もはや弟子たちは誰ひとりとして師匠の言うことを聞かなくなっていた。こうなると教育どころじゃない。弟子たちはいよいよ増長していく。いわば操縦不能の状態だった。貴乃花が協会を退職したのも、弟子たちの不満が爆発、新たな不祥事が起きる前に逃げ出したって声すらあるよ」とはある親方だ。

 ともあれ、暴力が半ば常習化していた貴ノ岩を筆頭に、鬱憤がたまって破裂寸前の弟子たちを押し付けられた千賀ノ浦親方はよくよく運がない。

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