首脳陣が驚嘆 日ハム吉田はダル&大谷の“エース道”をたどる

公開日: 更新日:

 しかし、今は体を絞り81~82キロほど。甲子園時よりも1~2キロ多い程度という。金足農の関係者がこう言う。

「甲子園での状態を10とすれば、今は8くらいまで仕上がっている。甲子園で股関節を痛めたこともあり、国体後は練習のペースを落としたものの、体重が増えたのは、筋量を増やして体を大きくする意図があったからです。12月は走り込みなどで脂肪をそぎ落としているし、ブルペンで数回、捕手を座らせて40~50球程度を投げ込んでもいます」

■詳細な「野球ノート」を

 さらに前出のOBがこう言った。

「スカウトのひとりがたまたま、吉田の野球ノートを見たというんだ。金足農の野球部員は日頃から、野球に限らず、思ったこと、感じたこと、見聞きして参考になったことなどを日記形式でつづっているからね。で、吉田のノートを見て仰天したと聞いた。読みやすい字で書かれた文章がしっかりとしていたのはもちろん、野球に関する内容は高校生離れしていたそうだ。自分の実力、課題をきちんと把握。足りないのはこういう部分で、それを補うためには今後こういったトレーニングが必要だと具体的に記されていた。ストライクゾーンに関しても、ただ9分割にして平面でとらえるのではない。ゾーンの奥行き、つまりボールの緩急や強弱まで考えているというからね」

 吉田がダルや大谷が歩いた「エース道」をたどる可能性は十分にある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  4. 4

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  5. 5

    2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

  1. 6

    真木よう子「第2子出産」祝福ムードに水を差す…中島裕翔「熱愛報道」の微妙すぎるタイミング

  2. 7

    M-1新王者「たくろう」がネタにした出身大学が注目度爆上がりのワケ…寛容でユーモラスな学長に著名な卒業生ズラリ

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    高市政権の積極財政は「無責任な放漫財政」過去最大122兆円予算案も長期金利上昇で国債利払い爆増

  5. 10

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手