疑惑の東京五輪…贈賄裏金問題を追及できない大新聞の醜態

公開日: 更新日:

「今回の件では全国紙からは真実を追及しようという姿勢が伝わってこない。どこか手加減している印象が拭えない。それは東京五輪のスポンサーになっていることと決して無関係ではないでしょう。メディア本来の役割を放棄し、国民の注目度が高い五輪でとにかく部数を拡張し、利益につなげようとする思惑が透けて見える」

 去る11日、仏検察当局が竹田会長の起訴に向けて本格捜査に着手したことが明らかになった際も、全国紙の反応は鈍かった。12日付の朝刊各紙を見ると、仏当局の動向を1面で大々的に報じたのは毎日と、オフィシャルパートナーではない東京のみ。読売、日経の2紙にいたっては、社会面と運動面で報じた程度である。

「読者をバカにしているとしか思えません」と憤るのは法政大学名誉教授の須藤春夫氏(メディア論)だ。

「五輪は自社で後援する一大イベントだけに、今回のように問題が起きても、批判、追及するどころか、依然として五輪を盛り上げようとする報道ばかりが目立つ。もはや、全国紙の大半は報道機関ではなく、巨費を投じてスポンサーとなり、五輪マークを自社製品の販促に利用する一般企業と何ら変わらない。新聞への不信感は年を追うごとに強くなっている。五輪に関する諸問題から目を背けるこの国のスポーツメディアは、崩壊したと言わざるを得ません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・藤川監督に「裸の王様」の懸念 選手&スタッフを驚愕させた「コーチいびり」

  2. 2

    巨人はCSファーストSで敗退濃厚…今季DeNAと13勝12敗“ほぼ互角”に潜む落とし穴

  3. 3

    “引退説”の巨人・坂本勇人は来季も現役続行か…「特に二塁打記録更新には強い意欲」の証言

  4. 4

    簗農相「予算カット」恫喝発言が飛び火! 信じられない国交省調査で井林大臣は“火ダルマ”必至

  5. 5

    阪神が佐藤輝明のメジャー流出に備え“金満補強”か…吉田正尚、元MVPゴールドシュミットら浮上

  1. 6

    久保建英は所属クラブでの評価いまひとつ…人気俳優・福原遥との電撃婚でひと皮むけるのか

  2. 7

    『トゥ・オブ・アス』冷め切った関係で美しくハモる二度と共に歌えない2人の業

  3. 8

    壇蜜フルヌード「手取り33万円」の衝撃…芸能界“安すぎ”ギャラの相場と現在値

  4. 9

    (上)内閣改造をめぐる暗闘、そして保身…玉虫色の決着

  5. 10

    巨人2年連続V逸で再び始まる“見境なしの大補強”…床田、坂倉、吉田正尚に小園海斗まで照準

おすすめ求人情報

時給3500円!大学向けリモートアクセス基盤の設計・構築 F5 APM
パーソル エクセル HRパートナーズ株式会社 東京都 品川区 派遣社員
時給3,500円
在宅医療センター看護師
水海道さくら病院 茨城県 常総市 正社員
月給17万円~31万円
在宅あり
ランスタッド株式会社 福岡県 福岡市 派遣社員
時給1,450円
Sponsored by 求人ボックス