初登場G球場で“孤独トレ” 丸は巨人で「我」を貫けるのか

公開日: 更新日:

「しゅっ!」「しゅっ!」

 広島からFA移籍した巨人丸佳浩(29)が10日、川崎市のジャイアンツ球場に初登場。自主トレを公開した。

 室内練習場でキャッチボールを終えると、気温4度のいてつくような寒さの中、半袖姿でティーやマシン打撃を行った。冒頭のように声を出しながら計296スイング。午後はウエートトレーニングで初日を締めた。

 テレビカメラ6台が集結する中、3時間の自主トレを終え、「これだけのテレビカメラの前で練習するのはなかなかない。変な感じはした。動き始めなんで徐々に上げていければ。自分はもともと数を振って体に染み込ませるタイプ。ここからどんどんやっていけたら」と淡々と語った。

 この日は裏方数人がキャッチボールの相手などを務めたものの、1時間ほど打ち込んだ緩い球のマシン打撃は、室内練習場の片隅で1人で行った。

■麻雀断ち

 広島V3の「原動力」はどんな男なのか。性格は来る者は拒まず、去る者は追わず――。かつて、鈴木誠也ら若手が弟子入りしたことがある。ブレーク前の鈴木は2014年オフ、「丸さんは四球が多い。絶対にボール球を振らない。スゲーと思って見ていたから、弟子入りさせてもらえるように頼みました」と志願。その後のブレークにつなげた。丸については「引きずらないタイプで(気持ちの)切り替えが早い。うるさいところがあるけど、チームにそういう人は必要だから心強かった」と話していた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった