タイガー・ウッズは200億円超!プロスポーツ界の年金事情

公開日: 更新日:

 日本のプロ野球は2012年に年金制度を廃止。5.5%の予定利回りをクリアできなかったためだ。以前は選手登録10年以上で、55歳から年額100万円ほどが終身でもらえていた。

 日本に比べ夢があるのが、米メジャーリーグ(MLB)。メジャー登録5年以上で受給資格が得られ、10年で満額支給。現在は60歳から年額21万ドル(約2300万円)を終身で受け取れる。日本人で満額基準を満たしているのは、野茂英雄イチロー松井秀喜、大家友和の4人だ。

 バスケットボールのNBAは報酬の1%を強制的に徴収し、積立年金に加入させている。選手の平均年俸が5億円だからそれなりの金額になる。

 アメフトのNFLは3階建て方式。55歳から支給の基本年金は月額560ドル(約6万2000円)×在籍年数。さらに選手とチームが1対2の割合で負担する確定拠出年金と選手年金プログラムがある。

 中でも群を抜くのが、松山英樹が活躍するゴルフのPGAツアー。米ゴルフダイジェストによると、ツアー通算5年以上、予選通過15試合以上が条件。予選通過数や賞金ランク・大会優勝などを加味して金額が算出され、仮に10シーズン、決勝進出15試合を続ければ、年額67万5000ドル(約7500万円)になる。日本の丸山茂樹平均寿命まで生きれば約20億円、タイガー・ウッズに至っては200億~300億円になる。

 意外なところでは、日本相撲協会の力士たち。協会が全額負担(通常は労使折半)で厚生年金保険に加入しており、幕下以下も月1万6104円、横綱クラスは月11万3460円の掛け金を支払っている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁