JOC後任会長の最有力 山下泰裕氏の評判と“先祖返り”懸念

公開日: 更新日:

「JOCは自主財源で賄える米国の五輪委員会とは違い、選手強化も国への依存度が高い。政府は1月、13年度から19年度予算案に計上した20年東京五輪パラリンピック関連の費用が総額約2197億円になると発表。大会予算にはない選手強化関連費が約1010億円もある。自主財源が乏しいので国に頼らざるを得ないのです。これでは、政治が口を出してくるのは当たり前。そういう状況ですから、国にとってはJOCで強いリーダーシップを発揮するような会長ではかえって困るわけです。次期会長候補に挙がっている山下氏は、現在、JOCの選手強化本部長、まさに選手強化の最高責任者です。国との結びつきの強さで白羽の矢が立ったのなら、JOCの独立が危ぶまれ、先祖返りになってしまいます。山下新体制でJOCの再生がなるのか、期待薄です」

 疑惑の竹田氏が退任しても、本質はなにも変わらないということか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  2. 2

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  3. 3

    参政党トンデモ言説「行き過ぎた男女共同参画」はやはり非科学的 専業主婦は「むしろ少子化を加速させる」と識者バッサリ

  4. 4

    巨人・阿部監督に心境の変化「岡本和真とまた来季」…主砲のメジャー挑戦可否がチーム内外で注目集める

  5. 5

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」【全編】

  1. 6

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  2. 7

    上野樹里“ガン無視動画”にネット騒然! 夫・和田唱との笑顔ツーショットの裏のリアルな夫婦仲

  3. 8

    立浪和義の「白米禁止令」は星野仙一イズムの継承だろう…かつては自身も大目玉を食らっていた

  4. 9

    激太り危機は今や昔…浜崎あゆみ「激ヤセ説」も「連日ケーキ2個」の健啖ぶり

  5. 10

    パックン、長谷川ミラにも批判殺到…「ABEMA」違法外国人問題を巡りフィフィも参戦、海外ルーツのタレントにも分断起きる