JOC後任会長の最有力 山下泰裕氏の評判と“先祖返り”懸念

公開日: 更新日:

「国際交流にも積極的で、中でもロシアのプーチン大統領と親交が深い。英語で最低限のコミュニケーションも図れ、世界的にも知名度がある。JOC会長は適任ではないか」(木村氏)

 一方でこんな声もある。

■ますます強まる政治介入

「仮に山下常務理事が会長になっても何も変わらないばかりか、今以上にスポーツへの政治介入が顕著になるのではないか」

 こう語るのはスポーツライターの津田俊樹氏だ。

 JOCが体協(日本体育協会=現日本スポーツ協会)から脱退、独立したのは89年。ソ連のアフガニスタン侵攻に抗議した米国の呼びかけに日本政府が追随したからだ。

「80年5月24日、JOC総会でモスクワ五輪に参加かボイコットかの投票が行われた。29対13という結果でボイコットが決まった。しかし、JOC委員の独自判断ではなかった。国から強い圧力があり、スポーツは政治に負けたのです。その反省からJOCは政治の介入を許さないために独立したはずでした」と言う津田氏は、さらに続ける。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状