広島に勝ち越し発進でも…不安隠せぬ巨人に緊急補強の動き

公開日: 更新日:

 エース菅野が7回1失点で降板した初戦では、バトンを受けた大江、宮国が揃って失点。2戦目は2番手の吉川光が1点を失い、この日は4番手の桜井が連打を浴びて1死も取れずに降板、自責点1がついた。いずれも今季の勝ち試合のリリーフ、つまり「勝利の方程式」として期待される投手たちである。

■さらなる補強

 米西海岸に事務所を置く某エージェント会社の関係者によれば、

「日本のジャイアンツがこっちでリリーフ投手を探している。3月中旬には実際に渉外担当がアリゾナ、フロリダのキャンプ地にやってきて、ネット裏からメジャーのオープン戦を熱心に視察していた。マリナーズからクックを取ったばかりだから、念には念を入れて調査を継続しているだけかと思ったら、早期の獲得を視野に入れているという。複数のストッパー候補をリストアップしているって話だよ」

 と、緊急補強の動きを見せているという。

 チームの全権を握る原監督が、それだけ不安を抱いているということだろう。巨人は昨季、救援陣だけで20敗を記録し、これが球団ワーストタイとなる4年連続V逸の大きな要因になった。

 総額40億円規模と言われる大補強を敢行し、評論家の多くが優勝候補の筆頭に推すが、巨人のV奪回はそう簡単にはいきそうもない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」