広島に勝ち越し発進でも…不安隠せぬ巨人に緊急補強の動き

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「いいご挨拶ができた、というところでいいんじゃないでしょうか」

 巨人の原監督、ご満悦だった。31日の広島戦を逆転でモノにし、開幕カードは2勝1敗スタート。昨年まで一方的にやり込められた鬼門のマツダスタジアムで、実に2017年7月5日以来となる634日ぶりの勝ち越しを決め、「いい形で本拠地開催を迎えることができますね」と笑顔が絶えなかった。

「この日は同点の五回2死二塁で3番の丸に待望の初安打となる適時二塁打が出た。2戦目に3安打4打点と爆発した6番のゲレーロはこの日も2ラン、昨年に比べて巨人打線の迫力が増したのは事実ですが……」

 そう言って、他球団スコアラーが続ける。

「かといって、投打が盤石かと言ったら、そうとは見えない。やっぱり、リリーフ陣の不安は残っています。この日、前日に続いて2セーブ目を挙げた抑えのクックも絶対的守護神となるかは疑問が残る。きのうもきょうも3点リードした場面でのマウンド。制球難でクイックが下手という欠点が解消されなければ、僅差の場面で使うのは怖いというのが原監督の本音だと思いますよ」

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