周囲は太鼓判でも…伊調馨「アジア女王」返り咲きへの課題

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 女子レスリング日本代表が22日、アジア選手権(23日開幕=中国・西安)に向けて出発。4連覇を達成した16年リオ五輪以来、2年8カ月ぶりの国際舞台を踏む57キロ級の伊調馨(34)は「しっかりと学んで今後に生かしたい」と、優勝で東京五輪代表がかかる来年の世界選手権を見据えた。

 今大会には、昨年の世界選手権を制した栄寧寧(21=中国)ら、伊調がマットを離れている間に台頭してきた選手が揃う。栄以外にも国際大会で実績のある若手が少なくないだけに「戦ったことのない選手も含めていろんな選手と当たりたい」と話した。

 国際大会復帰を前に日本協会の西口茂樹強化本部長から、アジア女王返り咲きに太鼓判を押されている。技術的に不安はなくても、今大会は回復力が課題になる。

 五輪3連覇を果たした12年ロンドン大会では左足首靱帯を損傷してもマットに立ち続けるなど、痛みに強かった伊調も、ここ数年は故障しやすくなった上に、回復力も鈍ってきた。今大会直前の日本代表合宿では右足首を痛めるなど、満身創痍の状態だったため、若手選手とは終始、別メニューをこなした。

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