東京五輪女子レス50kg級“金”に不安…選考法の透明化がアダ

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 20日に開幕したレスリングの全日本選手権(東京・駒沢体育館)。今大会は五輪4連覇の伊調馨(34)と、リオ大会63キロ級金メダルで今年の世界選手権覇者の川井梨紗子(24)による女子57キロ級での新旧女王の直接対決に注目が集まる。

 東京五輪代表選考が本格化する中、早くも20年大会での金メダル取りを不安視されているのが女子50キロ級だ。

 この階級は世界女王の須崎優衣(19)が、11月の練習中に右肘靱帯を損傷。今大会への出場の可否は試合当日(22日)に患部の状態を見極めてからになる。仮に欠場となれば、メダル獲得で東京五輪の代表を得る来年の世界選手権出場は危うくなる。現時点で、須崎の次に世界選手権出場を有力視されるのはリオ五輪48キロ級を制した登坂絵莉(25)、今年のアジア大会2位の入江ゆき(26)の2人。いずれも国際大会での実績があるとはいえ、協会関係者は「先の世界選手権で決勝までの4試合すべてフォール勝ち(テクニカルフォール含む)した須崎の実力は本物。登坂、入江では五輪の金メダル獲得は厳しい」とみている。

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