恩師が明かす小出監督 指導者への第一歩と知られざる苦悩

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 練習は真面目だった。箱根駅伝は1年5区、2年8区、3年は8区を走った。4年は故障で欠場だ。在学中は関東インカレのマラソンで3位になったこともある。彼は運が良かった。小出君の学力では無理だと思っていたんだが、千葉県の公務員試験(公立学校教員採用試験)に一発で合格。長生高校の教師になって、念願の陸上指導者になった。でも、佐倉の自宅から遠く、数年後には地元の佐倉高に移ったよ。

 後に船橋市教育長になる市立船橋高校の市川(恭一郎)校長から『全国高校駅伝で優勝したい。誰かいい指導者はいませんか』と相談された。市川校長とは彼が市立習志野高の教諭時代からの知り合いでね。それならと、指導力を買っていた小出君を紹介したんだ。すると3年ぐらいしたら全国駅伝で優勝した。そしたら2年後にリクルート(ランニングクラブ)の監督になった。私に何の報告もないから怒ったね。それを人づてに聞いたんだろうな。まったく音沙汰なしだったが、2年ぐらいしたら自宅に訪ねてきたんだ。玄関で追い返したよ。『帰れ!』ってね。まあ、リクルートで出会った有森、高橋という平凡な選手をオリンピックのメダリストにするんだから、本当に指導力は素晴らしいものがあった。

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