著者のコラム一覧
山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

阪神近本がセ首位11盗塁 とんだ“外れ外れ1位”がいたものだ

公開日: 更新日:

 このところ新生・矢野阪神が好調だ。開幕当初は低迷していたものの、4月の終盤から徐々に息を吹き返し、今では貯金1のAクラスである。

 好調の要因は多々あるのだが、その中でもルーキーの近本光司や6年目の捕手・梅野隆太郎、チームトップの本塁打数と打点数を記録している3年目の大山悠輔など、生え抜きの若手野手の活躍が目立っている。これは近年の阪神にはあまり見られなかった傾向ではないか。福留孝介糸井嘉男といった熟練のベテラン勢が良い意味で目立ち過ぎていないのだ。

 たとえば開幕から4番を任されている大山は、3番・糸井と5番・福留に挟まれ、2人のサポートのおかげもあってか、コツコツと打点を稼いでいる。また昨年、プロ初のゴールデングラブ賞を獲得した梅野は今季も3割を超える打率をキープし、今や正捕手の風格を漂わせるようになった。

 そして、何といってもルーキーの近本。正直言って、ドラフトの時点では彼がここまで活躍するとは夢にも思っていなかった。何しろ、外れ外れ1位である。メディアの批評などでも、阪神は「失敗ドラフト」という烙印を押されていることが多かったほどだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?