WBSS準決勝圧勝 井上尚弥が稼ぎでも“モンスター”になる日

公開日: 更新日:

 世界に衝撃を与える259秒だった。

 日本時間19日、英国のグラスゴーで行われた階級最強を決めるトーナメント、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)のバンタム級準決勝で、WBA王者の井上尚弥(26)が2回1分19秒でTKO勝ち。19戦無敗のIBF王者、エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)から2回に3度のダウンを奪う圧勝劇だった。

「1回KOで勝った昨年のWBSS1回戦に続く衝撃的な勝利を挙げた井上を、(世界で最も権威のある)リング誌をはじめとするボクシングメディアが『モンスター』と一斉に報じた。『世界最強王者』の評価も定着し始め、5階級制覇のドネア(フィリピン)と戦う決勝は世界中の注目を集めることになる。すでに井上には、米国プロモート大手のトップランク社との契約が秒読み段階という話が浮上している。これがまとまって本格的な米国進出が実現すれば、今後は過去の日本人王者とは比較にならないビッグマッチ、つまり、破格のファイトマネーを手にすることになる。1試合10億円以上も夢ではありません」(ボクシングライター)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方