関西OP首位発進 藤田寛之“省エネ”スイングはアマのお手本

公開日: 更新日:

【関西オープン】初日

 来月16日に50歳になり、シニアツアー出場資格を獲得する藤田寛之が、3連続を含む7バーディー(1ボギー)を奪い、H・W・リュー(37=韓国)、今平周吾(26)とともに6アンダー首位タイに並んだ。大会初日は13番でエッジから10メートルをパターで決め、15番は12メートルを沈めるなど面白いようにバーディーを積み重ねていった。

「残り少ないレギュラー生活を満喫したい」(藤田)と言うが、22年連続で賞金シードをキープするベテランだ。芹澤信雄プロを師に仰ぎ、同門の宮本勝昌(46)は今月の中日クラウンズで勝っている。

 長くツアーで戦う秘訣は何か? 小暮博則プロがこう解説する。

「藤田プロも宮本プロも高いトップから、腰を水平に回して、インサイドからクラブの入射角が緩やかなフェードヒッターです。まるで筒の中でくるっと回転しているようで、大きな体重移動も上下動もありません。両肘は常に胸の正面にあって、腕と体の一体感に優れ、ボールコントロールもうまい。ヘッドスピードを上げて、パワーでボールを飛ばすのではなく、ミート率重視のコンパクトなスイングで飛ばしており、体への負担が少ない。それが競技人生を長く続けられるコツだといえます。体を上下や左右に大きく揺さぶっているだけでボールが飛ばないと嘆くアマチュアには、藤田プロのスイングは大いに参考になります」

 高いトップから高いフィニッシュへとクルッと腰を水平に回す藤田の“省エネ”スイングは、軌道が不安定なアマに役立つお手本といえる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • ゴルフのアクセスランキング

  1. 1

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  2. 2

    女子プロ下半身醜聞“3股不倫”男性キャディーは「廃業」へ…9年の出禁処分が与える致命的ダメージ

  3. 3

    都玲華プロと“30歳差禁断愛”石井忍コーチの素性と評判…「2人の交際は有名」の証言も

  4. 4

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です

  5. 5

    米ツアーシード権喪失の渋野日向子に“原英莉花の復活ロード”「下部ツアー」参戦のススメ

  1. 6

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  2. 7

    「紅白に出たい」岩井千怜が悲願達成の条件は?「2人セットでなければ画にならない」テレビ関係者は辛辣

  3. 8

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  4. 9

    海老原清治プロ(76)が目からウロコの提言…高齢者が続けるためには「ルールを変える必要がある」

  5. 10

    下半身醜聞・小林夢果の「剛毛すぎる強心臓」…渦中にいながら師匠譲りの強メンタルで上位浮上

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾