4横綱も認めた朝乃山の素質と伸び代 そして来場所への課題

公開日: 更新日:

■富山の人間山脈

 富山県出身で187センチ、177キロの体格を誇り、ついた異名は「富山の人間山脈」。本場所中、自身が取材を受ける際に座る座布団にも、そう刺繍がされている。

 ある親方は「大卒力士は大体、入門した時点である程度の伸びしろがわかるものだが……」と、こう続ける。

朝乃山だけは正直、どこまで伸びるかわかりませんね。むしろ、まだ三役未経験というのが信じられないくらい。素質という意味では大器も大器。大関、横綱も十分に可能性がある。ただ、この日も大一番で負けたように、プレッシャーに弱い面が気がかり。幕下時代、『成績次第で十両昇進』という場所で、3連勝後にまさかの勇み足で黒星。ショックを引きずって、連敗ですからね」

 この日は自身の取組に合わせて日米首脳が来場したため、前の北勝富士錦木戦が終わってから、延々と立ったまま待たされた。朝乃山は「(来場のタイミングは)土俵入りの時に知らされた」と話していたものの、重圧に屈しやすいだけに、影響があったことは事実だろう。本人も「(始まるまで)遅いな、と思っていた」と話している。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「かくかくしかじか」"強行突破"で慌しい動き…フジCM中止も《東村アキコ役は適役》との声が

  2. 2

    大阪万博GW集客伸びず…アテ外れた吉村府知事ゲッソリ?「素晴らしい」と自賛も表情に滲む疲れ

  3. 3

    佐々木朗希「中5日登板志願」のウラにマイナー降格への怯え…ごまかし投球はまだまだ続く

  4. 4

    頭が痛いのは水谷豊だけじゃない…三山凌輝スキャンダルで間宮祥太朗「イグナイト」“爆死”へ加速危機

  5. 5

    水谷豊に“忖度”?NHK『BE:FIRST』特集放送に批判…民放も事務所も三山凌輝を“処分”できない事情

  1. 6

    趣里の結婚で揺れる水谷ファミリーと「希代のワル」と対峙した梅宮ファミリー…当時と現在の決定的な違い

  2. 7

    竹野内豊はついに「令和版 独身大物俳優」となった NHK朝ドラ『あんぱん』でも好演

  3. 8

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  4. 9

    永野芽郁「鋼のメンタル」も文春砲第2弾でついに崩壊か?田中圭との“口裏合わせ”疑惑も浮上…CMスポンサーどう動く

  5. 10

    永野芽郁と田中圭は文春砲第2弾も“全否定”で降参せず…後を絶たない「LINE流出」は身内から?