全仏OP日没順延 錦織が4大大会で勝てない“データと根拠”

公開日: 更新日:

 仮に錦織が今回の全仏で優勝すれば37大会目となり、イワニセビッチに次いで多くの試合を要した選手になる。錦織の4大大会制覇はつまりそれくらい可能性が低くなっている。4大大会を勝つような選手は通常、ここまでキャリアを積む以前に勝っているということだ。

 ちなみにイワニセビッチが全英を制したのは29歳のとき。いまの錦織と同じ年齢だが、左腕のイワニセビッチには193センチの長身から繰り出す高速サーブがあった。通算サービスエース1万183本の記録を長年保持したほど、そのサーブは強力だった。

 サーブ一発でポイントを奪えるビッグサーバーは、肉体の消耗を考えてもそれだけで有利で、特にウィンブルドンのような球足の速い芝のサーフェスで威力を発揮できる。イワニセビッチはそれでも、4度目の決勝進出でやっとタイトルを手にしたのだ。

 そこへいくと錦織はビッグサーバーではなくストローク勝負で、どうしても体力の消耗が激しい。それなのに、例えば今年の全豪では準々決勝でジョコビッチと対戦する前に、3試合も5セットマッチを強いられ、今大会でも3回戦で世界ランク32位の格下相手に4時間半の体力を使った。強豪と戦う以前に疲弊したり、故障したりといったパターンを繰り返しているうちに、すでに29歳。イワニセビッチが全英を勝った年齢になり、体力は下り坂に差し掛かっている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る